※2023年5月11日 21時04分
NHK

「とにかく、かゆくて!」

夜、寝ていたら体がむずむずして。
電気をつけると布団には虫が…。
屋内で繁殖したトコジラミによる被害です。

専門家は「これから暑くなるうえ、さらにコロナ禍前の人出が戻ることで、改めて広がっていくのでは」と警戒を呼びかけています。

いったい何が起きているのでしょうか?

(おはよう日本 ディレクター 山本諒・ネットワーク報道部 記者 玉木香代子・芋野達郎)

自宅で繁殖してしまい 何か所も刺された!
「深夜に首や手足を刺され、かゆみで起こされる。今では電気をつけたまま寝ている。とにかく甘く見過ぎていたと思います」

東京都内に住む60代のタクシー運転手の男性。国内外の旅行客やビジネス客に対応してきました。

ある日、ふとんの中で足や首すじに刺されたような違和感を抱いたといいます。その後、両腕やすねに何かに刺されたような無数の赤い斑点ができ、「蚊に20か所以上、一気に刺されたようなひどいかゆみ」に襲われました。

当初はダニだと思ったそうですが、インターネットで調べてみると、トコジラミではないかと気付きました。

暗くなると活発になるのか、深夜に首や手足を刺され何度も起こされました。刺される恐怖から、今では電気をつけたままで寝ているということです。

粘着テープで何匹も退治しましたが、最近は部屋で多くのトコジラミを目にするようになり、手に負えなくなりました。
実際に使った粘着テープ
保健所などに相談し、業者を紹介され駆除に乗り出しました。

男性
「生き地獄というか。普通の生活をさせてほしい。ただそれだけ。自宅で繁殖してしまった場合、素人では退治できないと思う。ちゅうちょしないで業者に相談すればよかった」

トコジラミって?

そのトコジラミ(ナンキンムシ)。

シラミではなくカメムシの仲間で、体長は5ミリから8ミリほどです。

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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230511/k10014063891000.html