埼玉県蕨市長選は4日に投開票され、現職の頼高英雄氏(59)が、新顔で元自民党県議の須賀敬史氏(56)=いずれも無所属=を破って5選を決めた。投票率は50・89%(前回47・85%)だった。当日有権者数は5万8107人。

 同氏は全国で唯一、共産党籍を持つ市長。今回は、初当選以来掲げている、市民の暮らしを守るという「あったか市政」を発展させたマニフェストを示し、市立病院の早期建て替えや蕨駅前再開発など手つかずだった大型公共工事の実施も掲げた。

 また、市内の水道管の耐震化が100%近くになる見通しを示すなど、自身が進めた事業の「見えない成果」も強調。市政の継続を訴えて支持を得た。

 頼高氏は当選を受け、課題となっている、市立病院建て替えなどの具体的な計画策定に入る。

 県議を3期務めた須賀氏は、4月の県議選への立候補を見送り「退路を断った」上で市長選に臨んだ。

 選挙戦では県議や市議としての実績や、自民の国会議員や県議、首長とのパイプの太さを強調。頼高氏と同じく駅前再開発や市立病院建て替えを掲げ、独自に民間活力の導入なども訴えたが届かなかった。自民の国会議員などは「共産党市政の継続阻止」を訴えたが有権者に響かなかった。(以下ソース)

2023/6/5 11:00
https://www.asahi.com/articles/ASR65006XR5JUTNB010.html

 任期満了に伴う埼玉県蕨市長選は4日投開票され、現職頼高英雄氏(59)が、自民党出身の元県議で新人須賀敬史氏(56)を破り5選を果たした。いずれも無所属。頼高氏は全国でも数少ない共産党籍を持つ現職市長。自民系新人との一騎打ちで、注目が集まった。投票率は50.89%。

 頼高氏は2007年に自民、公明両党推薦の候補を制し初当選。15年の無投票3選を除き、自民推薦候補に競り勝った。

6/4(日) 23:27配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/344b160bd943c4a70dc21779124e4197f593aa85
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