自民党は次期衆院選で、公明党が東京29区(荒川区、足立区の一部)で擁立する候補予定者の推薦を来週にも内定する方針を固めた。複数の関係者が19日、明らかにした。公明は東京での自民との選挙協力の解消を表明したが、自民は推薦方針を示すことで関係修復を図る考えとみられる。このほか大阪、兵庫、広島などの候補予定者の推薦も内定する方針。

 推薦内定について、自民関係者は「岸田文雄首相の指示だ」と明らかにした。これに関連し、自民の茂木敏充幹事長は19日、自民東京都連の高島直樹幹事長と会談し、東京29区では公明の候補予定者を支援するよう指示。関係者によると、高島氏は「最大限の努力をする」と応じた。公明は次期衆院選の小選挙区で、2021年の前回衆院選より2人多い11人を擁立すると決定している。【高橋祐貴】

毎日新聞 2023/6/19 22:59(最終更新 6/19 23:00) 348文字
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