北海道八雲町の国道でトラックが札幌発函館行きの長距離バスに衝突し、双方の運転手と乗客3人の計5人が死亡した事故で、トラックの運転手(65)が事故前、体調不良を周囲に訴えていたことが27日わかった。複数の関係者が明らかにした。

 関係者によると、運転手は事故前日の17日頃から、同僚らに「熱があり、体調が悪い」などと話していた。17日には風邪薬を服用していたが、運転ができないほど調子が悪そうではなかったという。

 トラックが所属する養豚会社「日本クリーンファーム」は、読売新聞の取材に対し、「事故当日の運転手の体調については答えられない」と回答。昨年の運転手の健康診断については大きな異常はなく、直近3か月の勤務状況は過重労働ではなかったとしている。
 道警は27日、事故後初めてトラックの検証を行った。目立った異常は確認されておらず、道警は運転手が何らかの原因で運転操作を誤ったとみて調べている。

読売新聞

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