7/3(月) 10:21配信
読売新聞オンライン

 【ニューヨーク=小林泰裕】米電気自動車(EV)大手テスラは2日、4~6月期の世界販売台数が前年同期比83%増の46万6140台だったと発表した。主力車種の値下げや米国の税制優遇を追い風に、四半期ごとの販売台数で最高記録を更新した。

 スポーツ用多目的車(SUV)「モデルY」とセダン「モデル3」が販売の大半を占めた。テスラは年明け以降、販売をテコ入れするため、米国や中国で値下げを実施した。ウェブサイトによれば、「モデルY」の米国の最低価格は昨年末から3割ほど安い約4万8000ドル(約690万円)となっている。

 主力車種が、米国政府から1台あたり最大7500ドル(約110万円)の税額控除の対象に選ばれたことも大きい。欧州勢や日本勢の多くは対象から外されており、テスラの価格競争力につながっている。