※2023年7月6日 木曜 午後7:09
FNNプライムオンライン

多くの観光客でにぎわいを見せる、京都市の嵐山。
コロナ禍前は、年間およそ800万人が訪れていた人気観光地。

しかし“あるもの”が足りず、困惑の声が上がっているという。

何が足りないのか。

観光客「コーヒーを買って飲み終わったんですけど、今ごみ箱探してるんですけど、なくて。ちょっと困って探してるところです。食べ歩きのお店はあると思うんですけど、それに対しても、ごみ箱少ないな」、「ごみ箱は少ないですね。店内に入らないと、ごみ箱はない」

そう、足りないものとは、ごみ箱。

飲食店が立ち並ぶ人通りの多い通りを見渡しても、まったくごみ箱が置いていない。

通りには、もともと京都市が管理するごみ箱が設置されていた。

しかし、ごみ箱から、ごみがあふれかえり、道路にまで散乱。
これを受け、複数のごみ箱が撤去されたのだ。

京都市まち美化推進課・多田納一真担当課長「街頭にあるごみ箱にごみが散乱するという事情もあって、地元の要望を受け、ごみ箱を撤去したということがありました」

ごみ箱がないため、店の人に、食べ残した抹茶アイスを手渡す観光客もいた。

一度は撤去したものの、地元商店街の会長は、「やはりごみ箱は必要だ」と話す。

嵐山保勝会・牧野順二会長「以前はごみ箱があったんですけど、ちょっとあると、山盛りで余計に景観を悪くするので、いろんなところでポイ捨てもあるし、食べ残しをして汚くなっちゃうのもある。なんとかしないといけない。(市に)元のところに、とりあえずごみ箱を置いてもらいましょう、というところ」

現在、ごみ箱は、商店街から数百メートル離れた場所にあるものの、午前9時と午後3時の様子を見比べてみると、ごみ箱はあふれてしまっている。

観光客の回復にともない、増えるごみ。

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https://www.fnn.jp/articles/-/553187