去年1年間に、東京都内を訪れた日本人の旅行者は5億4000万人余りと推計され、新型コロナの感染が拡大する前の令和元年と同じ水準に回復したことが、都の調査で分かりました。

東京都は毎年、3か月ごとに都内の観光施設に問い合わせるなどして旅行者の数を推計しており、このほど去年1年間の調査結果をまとめました。

それによりますと、日本人の旅行者は、新型コロナの感染が拡大する前の令和元年と比べて0.1%少ない、およそ5億4267万人でした。

また旅行者の消費額は、およそ4兆6235億円で、いずれも、感染拡大前の水準近くまで回復しているということです。

一方、外国人旅行者については、感染拡大前より78%余り少ない、およそ331万人、消費額はおよそ4092億円でした。

都の担当者は「コロナの感染症法上の位置づけが5類に移行される前から、都内の観光需要が回復してきたことが見て取れる。外国人旅行者も回復してきている」としています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230725/k10014141091000.html