一部給料の未払いを理由に格安航空会社(LCC)ジェットスター・ジャパンの労働組合が計画していたストライキ(スト)が当面見送られる見通しとなった。団体交渉の結果、会社側が組合の要求を認めて未払いの賃金を支払う方針を示したという。

組合側は時間外労働の賃金未払い分の支払いなどを会社側に要求。交渉が決裂した場合は17日以降にストを実施する可能性を会社側に通知していた。会社側関係者は、組合が公表した交渉結果を認めつつ「支払い方法などについて、今後も組合と真摯に協議を続ける」と話している。

ジェットスター・ジャパンの国内線は成田国際空港や関西国際空港などに就航する。日本航空(JAL)が50%を出資し、豪カンタス航空グループも33%を出資している。

日本経済新聞 2023年8月15日 19:38
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