※ 「週刊文春」編集部
2023/08/22

「なんで理事長があの人になるのか……。おかしい。異議申立てする。私が知らない間にやっている。私の承認なしにやっている。それは絶対成立しない」

 8月19日、大阪府堺市内の介護付き有料老人ホームの会議室。社会福祉法人「ドレミ福祉会」前理事長の西侑子氏(仮名)は、小誌記者にそう訴えた。彼女が「なんであの人」と名指ししたのは、新理事長に就任した日本維新の会・馬場伸幸代表(58)のことだ。


 各種世論調査で自民党に次ぐ支持率を記録し、次期衆院選で野党第一党を目指す維新。そのトップが馬場氏だ。政治部記者が言う。

「馬場氏は8月19日、都内で行われた憲法改正シンポジウムに参加。『私もSNSでボロボロにやられてますから(笑)』と自嘲気味に語っていました。自身を巡る相次ぐ問題が念頭にあるのでしょう」

馬場氏は堺市議を経て、12年に国政に転身
 小誌は8月3日発売号で、“公認パワハラ”音声を報道。維新市議に「公認は僕の権限や! 理由なんか無かってもええねん」と述べ、統一地方選での公認を拒否したのだ。そして8月10日発売号で報じたのが、“疑惑の乗っ取り”である。

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