自分は性同一性障害であると偽り、部下の女性に性的暴行を加えた罪で起訴されている、障がい者支援団体の元代表の男。8月24日、大阪地裁堺支部で開かれた公判で起訴内容を否認しました。

障がい者支援団体で代表理事を務めていた、大阪府高石市の渡邉和美被告(56)は2021年4月、泉大津市のホテルで部下の女性に、「自分は性同一性障害があり、女性には性的関心がない」「整体やエステの経験があり、身体をケアできる」などと嘘の説明をし、抵抗できない状態に陥らせて性的暴行を加えた罪に問われています。

捜査段階では、渡邉被告が身体と心の性が一致しない性同一性障害であることは確認されていません。

8月24日、大阪地裁堺支部で開かれた公判で渡邉被告は、「マッサージと偽って無理やり性交したことはない」と起訴内容を否認しました。

渡邉被告は2021年5月に別の部下の女性に対し、マッサージと偽ってわいせつな行為をした罪でも起訴されていますが、今年4月の公判で同じく起訴内容を否認しています。

MBSNEWS
2023/08/24 17:53
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