【シリコンバレー時事】調査会社IDCは30日、2023年の世界のスマートフォン出荷台数が前年比4.7%減の11億5000万台になるとの見通しを発表した。6月時点から1.5ポイントの下方修正で、台数は過去10年間で最低水準。景気後退懸念やインフレの影響で、需要が低下し、買い替えサイクルも長期化している。

 米アップルは12日午前(日本時間13日未明)、カリフォルニア州の本社で行う発表会で「iPhone(アイフォーン)15」を披露するとの観測がある。出荷が低調となる中、アイフォーンの基本ソフト(OS)「iOS」は市場シェアを1.1ポイント伸ばし、過去最高の19.9%に達すると予想した。

 一方、グーグルのOS「アンドロイド」を搭載したスマホは、振るわないと予想。中国や中南米、米国で台数を減らす見込みだ。

時事通信 2023年08月31日05時52分
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