トリチウム以外は除去することが可能
しかしながら完全に除去できるわけではなく
ALPSを何回か通すことによって環境放出基準値以下にできる見込みになっているのが現段階
福一のタンクにある水の7割近くがそうした処理を必要としているから
処理水の海洋放出の問題点がどうやっても取り除けないトリチウムではなく
それらトリチウム以外がどこまで除去できるかということなのは当然の話
トリチウムについては年間放出総量による規制と放出時の濃度の規制だけで十分で
それらについては十分低いレベルに抑えることとなっている
東電の海洋放出案のキモはトリチウム以外をどこまでなら流せるかどこまでなら流していいように見せられるかで
おおよそすべてのPRがまだできてもいないことができるようにするイメージ作りだと考えるのが妥当
海洋放出される処理水は海水で希釈されるけどその前にトリチウム以外が基準値以下にできているかを複数の機関が検査することとなっている
問題はその検査の検体である希釈の前段の処理水が10基のタンクを連結してその中で処理水を循環して均一化したものだということにある
要するにタンクにたまっている途上水と称する再処理が必要なモノをALPS等で処理して複数機関で逐次検査するのではなく、できた処理水をブレンドして出自がボケたものに変えてから検査するという詐欺まがいの手法を堂々とやろうとしている