あの元素はどうなんだこの元素はどうなんだ、というのは↓で説明は終わるね

https://note.com/kikumaco/n/n1e7b21ff0420
ここで、「測定されていない核種が100以上あるぞ」というのも風評加害者たちの定番の批判です。もちろんそれは正しく、決して全ての核種を測定しているわけではありません。
しかし、α線総量とβ線総量を測定しています(γ線を出す核種はγ線スペクトルから核種が分かります)。この総量は測定されている核種の量だけで説明がつきます。
つまり、測定されていない放射性物質は、あるとしてもごく微量なので考えなくていいということです。

また、ヨウ素129がたくさんあるという指摘も定番です。たぶん、おしどりマコが言い出したのではないかと思います。たしかにI129は除去しづらい核種ですが、量は測定されていて、告示濃度限度比は1未満です(毎日2リットル飲んでもI129だけで年間1ミリシーベルトにはならない)。
これも含めて、全放射性物質の告示濃度限度比の総和が1未満になるようにするわけです。だから、「これこれがある」とか「これこれを測ってない」とか言われても、「全部合わせて告示濃度限度比総和が1未満になるように除去するのですよ」で終わりです。
トリチウム以外の放射性物質についてはそういうことです。繰り返しになりますが、トリチウム以外の放射性物質の量は0ではありません。0にはなりません。でも、十分に微量になるまで除去されているのです。