※2023.09.07
Forbes

50歳未満でのがん発症例が世界的に増加しているとする研究論文が5日、学術誌BMJ Oncologyに掲載された。原因は不明という。すでに逼迫している医療機関がさらなる負担を強いられる恐れがあるほか、がんに関するこれまでの知見の多くに反する傾向だ。


がんは今も高齢者に多く見られるものの、論文によると、50歳未満のがん(早期発症がん)患者数は過去30年間で増加。2019年には世界全体で50歳未満の182万人ががんと診断され、106万人が死亡したことが報告されており、1990年からの増加率はそれぞれ79%と28%だった。

発症増加が特に顕著なのは気管がんと前立腺がんで、年間でそれぞれ2.28%と2.23%のペースで増加していると推定される。

早期発症がんで発症例と死亡例が最も多かったのは乳がんで、2019年の10万人当たりの症例は13.7人、死亡例は3.5人だった。非黒色腫皮膚がんを除外すると、乳がんは世界で最も多いがんとなっている。

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