https://news.yahoo.co.jp/articles/58eda1266156cfd4f51dcef92096c4e267aa3bcd
 バイデン米政権は、クラスター(集束)弾を搭載した、より長射程のミサイルなどをウクライナに供与するための大詰めの調整段階に入っている。
米政府高官4人が明らかにした。

3人の高官の話では、既にウクライナに提供された155ミリ砲搭載のクラスター弾がここ数カ月で戦果を上げている様子を見た米国側が、
長距離ミサイル「ATACMS」と長距離ロケット「GMLRS」のどちらか、あるいは両方にクラスター弾を搭載して供与することを検討中だ。
ウクライナが現在装備している155ミリ砲に搭載可能なのは最大48発の「子弾」だが、ATACMSなら約300発かそれ以上、
GMLRSでは最大404発を打ち出すことが可能とされる。

2人の高官は、ウクライナの反転攻勢に進展の兆しが見える中で、バイデン政権としてはこの重大局面で
ウクライナ軍が領内を占領するロシア軍に大打撃を与えられるような支援措置に積極的になっている、と説明した。
先週にはウクライナのクレバ外相がブリンケン米国務長官と長距離ミサイル供与問題を話し合ったと述べた上で、
ウクライナにとって好ましい決定が下されるのを期待していると発言した。

米政府高官の1人は、ウクライナ軍がロシア軍を分断し、主要な補給線に脅威を与える狙いでオリヒウ南方のロシア軍前線の突破を試みている今こそ、
供与のタイミングだと強調。ATACMSないしGMLRSの能力であれば、ウクライナ軍の士気を高めるだけでなく、
必要とされる戦術的な打撃を実行できると付け加えた。

ただ4人の高官は、ATACMSやGMLRSの供与がまだ正式に決まったわけではなく、土壇場で見送られる可能性もあると述べた。
政権内では実際、ATACMSの供与がロシアに対する過剰な攻撃と受け止められることを懸念する声があり、数カ月にわたって決断がつかない状況が続いている。


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