緊迫する中東情勢を受けて、比較的安全な資産とされる『金』が買われています。

福岡市天神にある大手貴金属会社「田中貴金属工業」が16日に発表した国内の「金」の小売価格は、1グラム1万233円まで値上がりし、9月21日以来、過去最高値を更新しました。

17日は、前日より34円値を下げ、1万199円となっています。

◆ギンザタナカ福岡西鉄グランドホテル店 片山竜也店長
「世界的な経済不安や不安定な状況があると金価格があがりやすい。現物資産として金が一番歴史がありますから、安全資産で一部金を保有したいという層が非常に増えている」

世界経済やインフレなどの不透明感から、「安全資産」ともいわれる「金」を買い求める動きは広がりを見せています。

また、この店舗では、購入する客層に変化が見られると話します。

◆ギンザタナカ福岡西鉄グランドホテル店 片山竜也店長
「この頃よく気が付くのは、若い人の購入者が増えているということですね。意識が高い人が全部ではなく、一部の資産を金に換えておこうという動きがでてきている」

世界情勢に大きく影響を受ける「金」の価格。

今後どうなっていくのでしょうか。

◆ギンザタナカ福岡西鉄グランドホテル店 片山竜也店長
「もしもこのあと、景気が悪く金利も配当もつかないまま悪い状況だと、金価格は上がりやすくなる」

テレビ西日本 2023年10月17日 火曜 午後2:30
https://www.fnn.jp/articles/-/601845
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