10/19(木) 1:12配信
毎日新聞

 バイデン米大統領は18日、イスラエルでネタニヤフ首相と会談後、演説に臨んだ。イスラム組織ハマスが支配するパレスチナ自治区ガザ地区にエジプトから人道支援物資を搬入することについて、イスラエルが同意したと明らかにした。ガザ地区などのパレスチナ住民を支援するために1億ドル(約149億円)を拠出する意向も表明した。

 バイデン氏は演説で「米国は紛争下での民間人の保護を明白に支持している」と強調した。イスラエルは、エジプトからの支援物資がハマスの手に渡ることを懸念している。バイデン氏はイスラエルの戦時内閣と協議し、「ガザ市民への物資提供に同意するよう要請した」と明らかにした。搬入の際には検査があるとし、「ハマスが横取りしようとすれば、民間人の生活に全く関心がないことを証明する」とけん制した。

 イスラエルに対しては、「米国は支援し続ける。決して一人にしない」と改めて連帯を表明。イスラエルの防衛について「前例のない支援策」を今週後半に米連邦議会に要請すると明言した。一方で、イスラエルは民主主義国家であり「テロリストのルールではなく、法の支配に従って生きている」と強調。ガザ地区への地上侵攻の準備を進めるイスラエルに国際法の順守を求めた。

 17日にあったガザ地区の病院の爆発に関しては「今日までの情報によると、ガザのテロリスト集団がロケット弾を誤射したようだ」と指摘した。

ソース https://news.yahoo.co.jp/articles/42fbefd10c095254f7f82363a833b479dfd99b17