杉田水脈衆院議員
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 札幌と大阪の法務局から2件の人権侵犯を認定された自民党の杉田水脈衆院議員が23日、X(旧ツイッター)に反論を投稿した。しかし、行政機関とは無関係のパロディ団体の主張を根拠としていることに「なんで、公的な組織名を騙るようなアカウントの投稿を引用しているの?」とツッコミが殺到している。

◆「神奈川県人権啓発センター(公式)」の主張を引用する杉田水脈衆院議員のX【写真】

 杉田議員は7年前に「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさん」とSNSなどに投稿。両法務局に人権侵犯と認定されたとの報道を受け、自身のXで、これらは非公開の案件だと主張し「申し立てた方々がマスコミに説明しているのも解せませんが、内容が明らかに事実に反するものが散見されます」などと反論した。

 杉田議員のXは「神奈川県人権啓発センター(公式)」と名乗るアカウントの「人権侵犯は法的根拠がなく、非公開で、処分性がない手続きです」という主張を引用。しかし、このアカウントは公的機関のような名前だが、行政とは無関係のパロディ団体だ。神奈川県の公式サイトも「県行政の人権啓発機関ではありません。当該センターに関するインターネット上の投稿等は、神奈川県とは関係がありません」と、きっぱりと関係を否定している。

 また、このアカウント運営に携わる出版社は、被差別部落の情報をインターネット上にさらし、今年6月に東京高裁に公開差し止めを命じられた過去がある。

 杉田議員の投稿に対し、Xでは「公的機関であるとの誤認を誘うパロディ団体のツイートを根拠に国会議員が発言するなんて、有り得ない」「なんで、公的な組織名を騙るようなアカウントの投稿を引用しているのでしょうか?そういうアカウントしか引用できないくらい、自分の主張が通らないんでしょうね」「部落差別団体と平気で連む杉田水脈」「何言っても『人権侵犯認定』の事実は変わらないのでは?」と、あきれた反応が広がっている。

10/23(月) 18:15配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/451f6edb8763b2a717bb5b940a01974a5f2fa6e3
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