国税庁は1日、2022年度に決算期を迎えた法人の申告所得額が前年度比7.0%増の85兆106億円に上り、2年連続で過去最高を更新したと発表した。サービス業や卸売業などを中心に伸び幅が大きかった。

申告税額は同7.1%増の14兆9099億円。過去最高だったバブル期の1989年7月〜90年6月と比べ、8割の水準にとどまった。法人税の基本税率は当時40%だったが、現在は23.2%まで下がっており、黒字企業の負担は大幅に軽くなっている。
 
申告件数は312万8000件で、黒字の割合は36.2%だった。地方法人税の申告税額は前年度比3.5%増の1兆8131億円。

時事通信 2023年11月01日16時11分
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