防衛装備庁は12月1日、電磁気力で物体を撃ち出す装置「レールガン」の射撃実験の動画を公開した。2023年時点でのレールガンの実証実験の成果を披露している。映像は同庁の公式YouTubeチャンネルで視聴できる。

 同庁では16年から「電磁加速システム」としてレールガンを研究試作している。23年には陸上でレールガン射撃試験を実施。実際に弾丸を発射し、その飛翔安定性や威力を検証した。成果については「艦艇を模した複数枚の鋼板を打ち抜くことに成功した」と説明しており、映像でもその様子を確認できる。

 同庁は10月、レールガンの早期実用化に向けた洋上射撃試験も海上保安庁と共同で実施。当時も実験の様子を収めた動画を公開し「早期装備化に向け着実に研究を遂行」(同省)とアピールしていた。

 レールガンとは、電気エネルギーを利用して弾丸を発射する将来砲を指す。火薬を使う従来火砲の初速を上回る速度で弾丸を射撃できるのが特徴。他にも、弾丸の射程の大幅な延伸や、撃破能力の向上が期待できるという。

【レールガン】ATLA R&D Projects Progress in FY2023(防衛装備庁の研究開発事業)
https://www.youtube.com/watch?v=EYH1CqhxbdE

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ITmedia
2023年12月01日 19時43分
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2312/01/news169.html