東京都世田谷区で2000年12月に会社員宮沢みきおさん(当時44歳)一家4人が殺害された事件から23年となるのを前に、宮沢さんの妻泰子さん(同41歳)の姉、入江杏さん(66)らが3日、千代田区内で追悼集会を開いた。
 集会には約100人が参加。入江さんは一家の写真をスライドで紹介しながら、「かけがえのない特別な存在だった」と振り返り、「生き残ったことを責め、自分を見失いそうになった時期もあった」と自身の苦悩を語った。
 事件現場となった住宅では今年10月、少年約10人が敷地内に無断侵入する事件が起きた。入江さんは「若い人が悲しみに思いをはせる機会があれば、今回の事件は起きなかったのではないか」と話し、遺族の思いを伝え続けることの重要性を訴えた。

読売新聞

https://news.yahoo.co.jp/articles/54c2f162929938150a697d0752634afe5e5206e3
https://i.kobe-np.co.jp/news/zenkoku/compact/202312/img/a_17093845.jpg