『頂き女子・りりちゃん』を名乗り、詐欺罪などに問われている渡邊真衣被告(25)の公判が6日、開かれました。

11月に行われた初公判は、男から大金をだまし取るマニュアルを販売した“詐欺ほう助罪”に対してのものでした。6日に行われた2回目の公判は、渡邊被告自身が男性から金をだまし取った罪についてです。渡邊被告は、起訴内容を全面的に認めました。

6日の公判では、詐欺の巧妙な手口が明らかにされました。検察が指摘した手口はこうです。

検察側の冒頭陳述:「被告人は男性につらい生い立ちや家族間の不仲など虚偽の内容を述べ、金銭的問題が解決しないと同居できない旨を伝えた。被害者は、その言動を信じ、解決すれば同居できると了承していた」

金銭的問題。例えば、親と縁を切るために800万円必要だとか、2人が同居するためには、借金2714万円を返さないといけないといった内容です。

50代の男性は、生命保険を解約するなどして金を工面。合計約3846万円を被告に渡しました。マッチングアプリで知り合ってから、たった4カ月の間にです。

検察側の証拠調べ:「口座に振り込まれた金は、歌舞伎町のホストクラブで使った。担当ホストに数百万から数千万円を1回で使うこともあった。担当ホストをナンバーワンにすることに自分の価値があると思った」

渡邊被告は、もう1人、別の男性への詐欺についても追起訴されています。2件合わせ、だまし取った額は1億5000万円以上。次回の公判は、来年2月に予定されています。

テレ朝ニュース 2023/12/06 23:30
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000327260.html
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■他ソース
“頂き女子”公判 推しホストをNo・1にすることに「生きる意味、価値」
https://www.sponichi.co.jp/society/news/2023/12/07/kiji/20231207s00042000081000c.html