関西電力は和歌山市で計画していた火力発電所の建設を中止する方針を固めた。原子力発電所の再稼働で電力の供給能力を確保できており、二酸化炭素(CO2)を排出する火力の新設は必要性が薄まっていた。原発の再稼働で収益力が高まったこともあり、水素や原発など脱炭素につながる電源の運用・開発に経営資源をシフトする。

和歌山市沿岸部で住友金属工業(現日本製鉄)から埋め立て地を取得し、00年から発電所の準備工事を...(以下有料版で、残り766文字)

日本経済新聞 2023年12月19日 2:00
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF13D4G0T11C23A2000000/