一般ドライバーが自家用車を使って有料で客を運ぶ「ライドシェア」について、東京ハイヤー・タクシー協会は「断固反対」の方針を一転し、4月から導入すると発表しました。

東京ハイヤー・タクシー協会 川鍋一朗会長
「4月上旬にスタートしましたという時点で、やっぱり数百台は用意したいなという心持ちは持っています」

ライドシェアを巡っては、タクシー会社が運行管理を担う形でタクシーが不足している地域や時間帯に限って導入できるなど、4月から部分的に解禁されることが決まっています。

川鍋会長は「既存のタクシーの増加、及び効率化は徹底的にやる」としたうえで「国の制度として認められる限りはタクシーに乗れない客を減らす方に舵(かじ)を切る」などと述べ、4月上旬から東京の一部で導入すると発表しました。

地域や時間などは今後、政府からの通達に準拠するとしながらも現状では平日の午前7時から午前11時の東京・世田谷区周辺、金曜日の午後4時から午後8時、深夜帯の都内中心部、土日の昼間などが想定されるとしています。

配車や支払いはアプリ限定で運賃はタクシーと同等、ドライバーは20歳から70歳未満などの案が出ているということです。

川鍋会長は、2月にはドライバーの募集を始めなければ間に合わないなどとしてガイドライン策定を急ぐ考えを示しました。

1/10(水) 22:56 テレビ朝日系(ANN)
https://news.yahoo.co.jp/articles/273c316ace33ef77d8278ac6a42365267f778b93