※1/27(土) 12:10配信
デイリー新潮

 自民党・茂木派が“空中分解”寸前だ。その先陣を切る形で退会届を提出した小渕優子・選挙対策委員長は、その理由を「私自身の政治姿勢を示すという思いから」だと説明した。しかし永田町で、その言葉を額面通りに受け取る向きは少なく、むしろ退会の背後に小渕氏の「秘めた野心」と、派閥会長である茂木敏充・幹事長との「ビミョーな関係」を指摘する声が上がっている。

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 小渕氏は退会の意向を固めたキッカケとして、自民党を揺るがす裏金事件を受け設置された政治刷新本部の議論で「党幹部が派閥を離脱すべき」との意見が出たことを「非常に重く受け止めた」としている。

 26日には小渕氏に続き、青木一彦・参院副幹事長をはじめ4人が派閥離脱を表明し、「永田町に衝撃が走っている」と話すのは全国紙政治部記者だ。

「小渕氏と青木氏の動きは“連動したもの”と受け止められており、『名門派閥』を象徴する2人の退会は“茂木派の解体に繋がりかねない”と囁かれています。実際、参院の4人以外にも同派の船田元・衆院議員までが『派閥解消』を訴えて退会を示唆するなど、派内に動揺が広がっています」

 茂木派は正式には「平成研究会(平成研)」といい、故・竹下登元首相が創設した経世会の流れを汲む。平成研は小渕氏の父である小渕恵三・元総理(故人)が率いた派閥で、一彦氏の父で「参院のドン」と呼ばれた青木幹雄・元参議院会長(故人)が同派の実質オーナーとして長く君臨してきた歴史がある。

「派閥を小渕に返せ」

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