隊員3人を死傷させたとして逮捕された当時18歳の自衛隊員の男について、岐阜家庭裁判所は19日、「逆送」の決定を下しました。

 2023年6月、岐阜市にある陸上自衛隊の射撃場で、当時18歳の自衛隊員の男が自動小銃を発砲し、隊員2人が死亡、1人が大ケガをしました。

 強盗殺人などの非行内容で岐阜家庭裁判所に送致されていた男(19)について、岐阜家裁は19日、「刑事処分が相当」だとして、検察官に送り返す「逆送」の決定を下しました。

 理由について岐阜家裁は、「丸腰の隊員に対し小銃を撃つという犯行は危険極まりなく、人の命の重さを全く顧みない残虐な犯行。少年の年齢などを考慮しても、刑事処分以外の措置を認められる事象は見当たらない」としています。

 男は犯行時18歳で、起訴された場合、「特定少年」として検察が実名を公表する可能性があります。

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