トランプ前米大統領が24日、英王室のエリザベス女王を裏切ったヘンリー王子を「私は守らない」と語った。

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 英エクスプレス紙によると、トランプ氏は米ワシントン近郊で行われた保守政治行動会議の会合で、2020年に王室を離脱して妻メーガン妃と共に米カリフォルニア州に移住したヘンリー王子について触れ、「私は彼を守りたくない。王子は女王を裏切った。それは許されないことだ。私次第だが、彼は自分で何とかしなければならない」と話したという。

 トランプ氏は、夫妻が米国に移住して以降、「バイデン政権はヘンリー王子に対して寛容すぎる」と語っていた。王子は、昨年1月に出版した回顧録「スペア」の中で過去の薬物使用を告白したことで、米国滞在のビザ申請時に虚偽の申告をした可能性が指摘され、保守派のシンクタンクが米政府に対して王子のビザ申請に関する情報を公開するよう求めて提訴。

 一部では、バイデン政権による優遇措置があった可能性なども取りざたされている。

 トランプ氏は、大統領時代の19年に国賓として英国に招かれ、バッキンガム宮殿で行われた女王主催の晩さん会に出席。「女王は偉大な女性」とたたえていた。

 ヘンリー王子を巡っては、今年に入って許可を得ずに女王の愛称にちなんで長女に「リリベット」と命名したことで女王を激怒させたと報じられている。また、米ABCテレビの番組「グッドモーニング・アメリカ」のインタビューでは先日、「米国籍を取得する考えがあった」と発言してたことでも波紋を広げっている。

 王子が米国市民になるためには、法律に従って称号や伯爵をすべて放棄する必要があると指摘されている。

 女王を敬愛するトランプ氏は、自身が大統領になった暁には王子に対するビザ優遇措置などは行わないと明言した形となった。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

Yahoo!Japan/日刊スポーツ 2/26(月) 9:39配信
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