人気漫画「北斗の拳」などの原作者として知られる武論尊さんが塾長を務める漫画家養成塾の専用施設が、出身地の長野県佐久市に完成しました。

佐久市では、武論尊さんが塾長を務める漫画塾が6年前に開講し、将来の漫画家や漫画の原作者を養成しています。

これまでは公共施設を利用していましたが、建設が進められてきた専用施設「さくまんが舎」が完成して3日、記念の式典が開かれ武論尊さんらがテープカットをして祝いました。

3階建ての建物には、雄大な浅間山を眺められる教室や武論尊さんや人気漫画家の作品を飾るための展示室が設けられています。

このほか、「北斗の拳」のなかで武論尊さんが最も好きなキャラクターの「ジャギ」のステンドグラスや、主人公「ケンシロウ」の胸にある7つの傷にちなんで、天井の照明が「北斗七星」に見えるように設置されています。

武論尊さんは、「俺がここで学びたいぐらいいい建物ができました。『漫画を身近に感じることができる』場所になってほしいです」と話していました。

施設は、来月開講する漫画塾6期生の講義から利用されるということです。

NHK NEWS WEB 2024年3月3日 18時18分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240303/k10014377971000.html