公立病院の看護師など 約8割“職場 辞めたい” 労働組合の調査 | NHK | 医療・健康
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240305/k10014379871000.html

2024年3月5日 17時29分

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公立病院で働く看護師などのおよそ8割が現在の職場を「辞めたい」と思ったことがあることが労働組合の調査で分かりました。労働組合では、新型コロナが5類に移行したあとも慢性的な人員不足と業務過多が改善されないことなどが原因と分析しています。

調査は、自治体の職員などで作る労働組合の自治労=全日本自治団体労働組合が行い、全国の公立病院で働く看護師や臨床検査技師など1万184人から回答がありました。

この中で、現在の職場を辞めたいと思っているか尋ねたところ、「常に思う」「しばしば思う」「たまに思う」の回答を足し合わせた辞めたいと思ったことがある人は79%にのぼり、昨年度の調査に比べ7ポイント高くなりました。

さらに複数回答でその理由を尋ねたところ
▽「業務が多忙」が最も多く3888人
次いで
▽「人員不足」が2375人
そして
▽「賃金に不満」が2159人でした。

状況が深刻化した原因について、労働組合は
▽新型コロナの感染法上の位置づけが去年「5類」に移行したあとも、慢性的な人員不足や業務多忙の状況が変わらないことや
▽新型コロナ関連補助金の減額などにより病院経営が悪化し、人件費が抑制されたことなどがあげられると分析しています。

また、この1年間でうつのような症状があったかについては36%の人が「ある」と回答しました。

自治労の平山春樹衛生医療局長は(略)

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