NHKの子会社、NHKアイテックの元社員が、架空の工事を発注して会社から2100万円余りをだまし取った罪に問われた裁判で、東京地方裁判所は懲役2年2か月の実刑判決を言い渡しました。

NHKアイテックの元社員、栗原貴幸被告(41)は、平成26年からおととしにかけて、元社員の石川泰之被告(46)とともに、放送関連施設の工事などで架空の発注を行い、会社から2100万円余りをだまし取ったとして、詐欺の罪に問われました。

栗原被告に対する判決で、東京地方裁判所の野原俊郎裁判官は「計画的、常習的な犯行で、被害は多額に上り、刑事責任は重い。1億2000万円を被害弁償していることなどを考慮しても、刑の執行を猶予する事案ではない」として、懲役2年2か月の実刑を言い渡しました。

石川被告は無罪を主張し、別に裁判が行われています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170424/k10010959311000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_001