ロシア極東のサハリンで、爆弾テロを計画していたとして男2人が逮捕され、捜査当局は過激派組織IS=イスラミックステートと関わりがあると見て、背後関係などを調べています。

ロシアの捜査当局が26日、明らかにしたところによりますと、逮捕されたのは、ロシア人と中央アジア出身の男で、2人は極東のサハリンで不特定多数の市民を狙った爆弾テロを計画していた疑いが持たれています。

捜査当局は、サハリンの中心都市ユジノサハリンスクにある2人の関係先から、手製の爆弾や爆弾の作り方が書かれたマニュアルを押収したということです。
さらに関係先からは、過激派組織ISが発行する冊子も見つかったということで、捜査当局は2人とISとの関わりなど背後関係についても調べています。

サハリンではことし2月にも、中央アジア出身の4人がISに加わるためシリアに渡航しようとしたとして当局に摘発される事件も起きています。

ロシア政府は、今月初めに第2の都市サンクトペテルブルクの地下鉄で中央アジアのキルギス出身の男が自爆テロを強行して14人が犠牲になったあと、テロへの警戒を強めていました。

配信 4月26日 21時45分

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