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2017/05/21(日) 14:29:13.59ID:CAP_USER9読売新聞:2017年05月21日 12時39分
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170519-OYT1T50046.html
徘徊(はいかい)する高齢者の早期発見に役立てようと、神奈川県大和市は25日から、GPS(全地球測位システム)端末を埋め込んだ靴の無料配布を本格的に始める。
端末を渡しても持たずに出かけてしまうことを考慮し、靴に埋め込んで携行率を上げる狙い。市高齢福祉課によると、県内初の取り組みという。
高齢者が徘徊した際などに、家族が端末ごとの識別番号やパスワードを入力すると、パソコンや携帯電話から靴の位置を把握できる仕組み。
探索システムはNTTドコモの位置情報サービスを利用する。
端末は縦5センチ、横4センチ、厚さ1センチ程度で、重さ約30グラム。
靴底部分に埋め込み、一度の充電で約400時間使用できるという。
配布対象は、市内の65歳以上の高齢者などで、徘徊の可能性がある高齢者の個人情報を管理する市の「はいかい高齢者SOSネットワーク」への登録が条件。
登録者は現在約240人だが、市高齢福祉課の推計では、2025年には市内の認知症者が1万人を超え、登録者数も増加すると見込んでいる。
市はこれまでも、高齢者らに携帯型端末を貸し出してきたが、携行せずに外出してしまうことに加え、探索回数によって利用料が高額になる課題もあった。
今回は端末利用料を市が補助し、家族負担は、所得に応じて最大でも月額1000円に抑える。
25日には機械に不慣れな人のために、24時間365日対応のコールセンターも開設する。
同課の担当者は「事件や事故から高齢者を守り、家族も安心できるようにしたい。ぜひ使ってみて」と呼びかけている。問い合わせは同課(※省略)。
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