北朝鮮ミサイル発射 国連事務総長が猛批判「恥知らずの違反行為」危機的状況が拡大
Hazardlab:2017年07月05日 11時24分
http://sp.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/0/20969.html

http://sp.hazardlab.jp/contents/post_info/2/0/9/20969/2017-07-05-01-03.jpg
北朝鮮が4日に行った大陸間弾道ミサイルの発射実験(労働新聞)

 北朝鮮が4日に発射した大陸間弾道ミサイル(ICBM)について、国連のアントニオ・グテーレス事務総長は同日、「安保理決議に対する違反行為であり、危機的状況は拡大している」と非難する声明を発表した。
安全保障理事会は先月、朝鮮労働党の幹部ら14人を渡航禁止や朝鮮人民軍の「戦略ロケット軍」や金融機関4団体の資産凍結など、制裁の強化を全会一致で採択したばかり。

 朝鮮労働党の機関紙『労働新聞』は5日、前日に実施した大陸間弾道ミサイル「火星14型」の発射実験について、金正恩朝鮮労働党委員長の指導のもとに成功したと強くアピールした。

 火星14型は、通常よりも発射角度を上げる「ロフテッド軌道」で打ち上げられたのち、最高高度2802キロに到達し、39分間にわたって933キロ飛翔して、目標水域である日本海に正確に着弾したという。

 北朝鮮は今年5月にも「火星12型」や準中距離弾道ミサイル「北極星2型」など新型ミサイルの発射を繰り返している。
今回の火星14型は、移動式発射台を利用することから事前に発射源の探知が難しく、仮に通常の角度で発射した場合は、射程距離はハワイを含む6000キロから、米西海岸に到達する8000キロに及ぶ可能性があると指摘されている。

 国連のグテーレス事務総長は4日、
「安保理決議に対する厚かましく恥知らずな違反行為だ。これ以上の挑発行動は直ちに止めるべきだ」と強い調子で非難し、今回のミサイル発射によって「危機的状況が拡大している」と懸念する声明を発表した。

http://sp.hazardlab.jp/contents/post_info/2/0/9/20969/2017-07-05-02-28.jpg
発射源が事前に探知しにくい移動式発射台を使う(労働新聞)

http://sp.hazardlab.jp/contents/post_info/2/0/9/20969/02-14-2017SecGen.jpg
北朝鮮に対して「厚かましく恥知らずな違反行為だ」と非難した国連のグテーレス事務総長(UN Photo/Violaine Martin)



▼関連スレ
【社会】国連安全保障理事会あす緊急会合へ 米国が要請
http://asahi.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1499205356/