http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170709/k10011050411000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_004

千葉県富津市は大地震が発生した場合、避難所の管理者がいない夜間や、休日でも住民が避難所に入れるよう、強い揺れを感知すると建物の鍵を保管するボックスの鍵が自動的に解除される装置を導入しました。
富津市が装置を導入したのは、大地震の際に指定避難所となる市内の4つの小中学校の体育館です。

管理者がいない夜間や休日に地震が発生しても、避難して来た住民が鍵を使って建物の中に入れるよう、震度5弱以上の揺れを感知すると鍵を保管しているボックスの鍵が自動的に解除される仕組みになっています。

ボックスの中には鍵のほかに、懐中電灯や避難所の建物が安全かを判断するためのチェックリストなどが入っていて、最初に避難所に来た人が安全を確認しながら建物に入れるようになっています。

こうした装置は全国の自治体が導入を進めていますが、富津市によりますと、千葉県内ではまだ少ないということです。

富津市防災安全課の小野田隆博課長は「住民が安心して避難できる場所を確保するため、市内にあるほかの小中学校の体育館にも順次設置を進めたい」と話しています。

7月9日 6時20分