北海道内でのサイクルツーリズムを推進しようと、国土交通省北海道開発局の検討委員会は、五つのモデルルートを決定した。

 ルートや休憩施設などを案内する専用ウェブサイトの開設や道路上の案内看板設置を進め、近く自転車の走行環境改善や情報発信の方法などを探る実証実験を始める予定だ。

 選定されたのは、道北を縦断する「きた北海道ルート」(総延長約350キロ)、旭川から札幌方面に向かう「石狩川流域圏ルート」(同250キロ)、釧路空港を起終点とする「阿寒・摩周・釧路湿原ルート」(同310キロ)、十勝地方を周遊する「トカプチ400」(同400キロ)、道がなだらかな「富良野・占冠ルート(同180キロ)の5ルート。

 各地域の自治体や観光協会などで作る団体が提案しているルートで、自転車を止めておけるサイクルラックの設置や自転車貸し出しなど受け入れの環境整備を進めている。

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