横浜税関は、偽ブランド品など知的財産侵害物品の上半期(1〜6月)の差し止め状況を発表した。

 輸入差し止め件数は、前年同期より317件多い2968件で、上半期としては過去最多。税関は、個人でインターネット通販を使って海外から輸入するケースが増加していることが、要因の一つとみている。

 輸入相手の国・地域別の差し止め件数では、中国が2646件と全体の9割近くを占め、一極化が進んでいるという。次いで多かったのは香港で168件、フランスが59件だった。

 品目別では、電気製品が6084点(前年同期比4380点増)、携帯電話や付属品が4746点(同1578点増)、衣類が4289点(同3956点増)と多かった。

 横浜税関は「医薬品や運動用具など、健康を害したり安全を脅かしたりする知的財産侵害物品もあるので注意してほしい」と呼びかけている。

http://yomiuri.co.jp/national/20170917-OYT1T50096.html