富士通は17日、家庭のパソコンで仮想現実(VR)の世界を楽しめるゴーグル型端末を、11月に発売すると発表した。

パソコンに接続すると、ゲームや映画、スポーツなどの映像を、現実の世界にいるかのように体験できるという。

 VR端末は、米国や台湾を中心とする海外メーカーが相次いで投入している。家庭向けパソコンに強みを持つ富士通は、基本ソフトウェア(OS)「ウィンドウズ」を提供する米マイクロソフトと協力。価格を税込み5万円台後半と従来の海外製よりも抑え、市場の開拓を狙う。

 富士通クライアントコンピューティングの斎藤邦彰社長は商品発表会で「顧客が日本のメーカーに期待する(品質などの)安心感に応えたい」と述べた。

(ここまで304文字 / 残り81文字)
http://yomiuri.co.jp/economy/20171017-OYT1T50068.html
http://yomiuri.co.jp/photo/20171017/20171017-OYT1I50020-1.jpg