神奈川県箱根町の別荘の1階台所が燃えた先月26日の火災で、小田原署は29日、住所不定、無職加藤陽三容疑者(64)を建造物侵入、窃盗未遂、非現住建造物等放火の疑いで逮捕した。

 26日には近くの別荘でも不審火とみられる火災があり、同署は関連を調べる。

 発表によると、加藤容疑者は26日午後4時半頃、同町芦之湯の木造2階の別荘に金品を盗もうと侵入し、同6時頃、別荘に火をつけ、1階の台所約19平方メートルを焼いた疑い。容疑を認め、「お金や食べ物を探したが、なかったのでイライラして火をつけた」と供述している。

 同日午後6時15分頃には、約20メートル離れた木造2階の別荘から出火し、全焼した。2軒とも出火当時、人はおらず、同署は不審火とみていた。ほかにも数軒の別荘に何者かが侵入した形跡があり、同署は関連を調べる。

2017年12月01日 09時24分
YOMIURI ONLINE
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