史上最大の素数を発見。50番目となるメルセンヌ素数は、原稿用紙5万8000枚分
1/5(金) 18:08配信 ハフポスト日本版
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180105-00010002-huffpost-int

史上最大の素数が発見された。なんと2324万9425ケタだ。400字詰め原稿用紙に書き起こすと、5万8000枚近く必要になる。

探査プロジェクト「GIMPS」は1月3日、史上最大の素数を発見したと公式サイトで発表した。

今回発見された数字のコードネームは「M77232917」。2×2×2×2×2...といった具合に、2を7723万2917回掛け合わせた数から1を引いた数に当たる。数式にすると以下の通り。

これは、2016年1月に発見された素数よりも、ほぼ100万ケタ大きいという。

史上最大の素数を発見。50番目となるメルセンヌ素数は、原稿用紙5万8000枚分
Huffpost Japan
GIMPSとは?
「GIMPS」は、インターネットを介した分散コンピューティングによって、史上最大の素数を探すプロジェクトで、1996年に設立された。

GIMPSが探す素数は、メルセンヌ素数と呼ばれるものだ。2×2×2×2×2...といった2を掛け合わせた数字から1を引くことで表せる。世界中のメンバーがコンピューターを使って探している。今回発見されたのは50番目のメルセンヌ素数だ。

発見者は数学ファンのジョナサン・ペースさん。アメリカテネシー州に住む51歳の電気技術者で、フェデックスに勤務している。これまで14年にわたってGIMPSプロジェクトにボランティアとして参加していたという。ペース氏には、GIMPS研究発見賞として3000ドル(約34万円)が贈られるという。

実際に数字を並べてみると......。
今回見つかった「M77232917」の正確な数字は、GIMPSの公式サイトがZIPファイルで公開している。

(以下略)