「運転経歴証明書」の交付 半数近くが知らないと回答
1月19日 17時16分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180119/k10011294531000.html

高齢者ドライバーによる事故が相次ぐ中、内閣府が行った運転免許証の自主返納制度に関する世論調査で、半数近い人が、返納後に身分証明書として使える「運転経歴証明書」が交付されることを知らないと答えました。警察庁は返納促進に向け周知に努める方針です。
高齢者ドライバーによる事故が相次ぐ中、内閣府は、去年11月に全国の18歳以上の男女3000人を対象に、運転免許証の自主返納制度などに関する世論調査を行い、61.3%に当たる1839人から回答を得ました。

それによりますと、どのような時に運転免許証を返納しようと思うか複数回答で尋ねたところ、「自分の身体能力の低下などを感じた時」が64.8%と最も多く、次いで、「家族や友人、それに医者などから運転をやめるよう勧められた時」が37.4%などとなりました。

一方、運転免許証を返納したあと、身分証明書として使用できる「運転経歴証明書」が交付されることを知っているか尋ねたところ、「知っていた」が52.9%、「知らなかった」が45.1%となりました。

警察庁は「『運転免許証を返納すると身分証明書がなくなってしまう』と心配する人のために『運転経歴証明書』があることをさらに周知し、免許証の返納が促進されるよう取り組んでいきたい」としています。