https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180203/k10011313531000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_009

2月3日 4時18分
草津白根山の噴火のあと、地元の温泉旅館などで予約のキャンセルが相次いでいることから、群馬県は、火口から離れた観光地の安全をPRするため、風評被害対策費として緊急に2400万円の補正予算を組むことを決めました。

草津温泉の旅館やホテルでつくる「草津温泉旅館協同組合」によりますと、草津白根山が噴火してから先月30日までの1週間にキャンセルされた宿泊予約は8000件余りで、損失は4億6000万円余りに上ると試算されています。

キャンセルは噴火直後に比べると少なくなり、新たな予約も入るようになってきたということですが、群馬県は半径おおむね2キロの範囲で立ち入りが規制されている火口から5キロほど離れた草津温泉などの安全をPRしようと、風評被害対策費として緊急に2400万円の補正予算を組むことを決めました。

補正予算は、県議会の議決を経ない知事の専決処分で計上する方針で、火山活動の現状や火口からの距離などの正確な情報をさまざまな媒体を使って国内外に発信し、観光地の安全をPRしたいとしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180203/K10011313531_1802022207_1802030418_01_02.jpg