【ニューヨーク時事】週末9日午前のニューヨーク株式相場は、今週に入り2度の暴落を受けて荒い値動きが続く中、方向感が定まらず乱高下している。優良株で構成するダウ工業株30種平均の振れ幅は576ドル超に拡大。午前11時現在は、ダウが前日終値比3.66ドル安の2万3856.80ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数が12.26ポイント高の6789.42。
 
主要中央銀行による金融引き締めへの転換見通しや米長期金利の高止まりなどを背景に、前日は週明けと同じく取引終盤になって売りが殺到。ダウ平均は1032ドル超安と過去2番目の大幅な下げを記録した。この日は、金融やハイテクなどを中心に買い戻しが入り、ダウ平均は取引開始直後に一時350ドル近く上昇。ただ、米上院がこの日未明に今後2年間の連邦政府の上限を引き上げる法案を可決したことを受け、国債増発に伴う需給悪化が見込まれるとして、この日も債券相場が軟調に推移、米長期金利は約4年ぶりの水準付近で高止まりしている。加えて、午前の原油先物市場で、米国産標準油種WTIの中心限月が一時1バレル=60ドルの節目を割り込んだことをきっかけに、ダウは一時227ドル超安となるなど、この日も荒い値動きが続いている。
 
ダウ構成銘柄を見ると、マイクロソフト、ナイキがそれぞれ2%超高。また、画像処理半導体大手のエヌビディアは2017年11月〜18年1月期決算が好感され、4%余り上伸している。半面、旅行サイト大手のエクスぺディアは減益決算が失望売りにつながり、約17%安となっている。

ダウチャート
https://nikkei225jp.com/nasdaq/

2/10(土) 2:26
時事通信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180210-00000003-jijc-brf

関連スレ
【今夜のNY市場】ダウ、一時300ドル以上値上がり [2月9日23:40]
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1518187980/