乾麺産地の7自治体の関係者や30を超える団体、企業関係者が一堂に会する「全国そうめんサミット2018」が20日、そうめん産地の奈良県桜井市で始まった。乾麺の魅力を国内外に発信し、世界に誇れる「ジャパンブランド」となるよう品質向上に努めることなどを盛り込んだサミット宣言を採択した。21日まで。

 記念式典には約150人が参加。地域資源としての麺文化を産官学と金融機関が連携し掘り起こし、地域活性化を図ることも確認した。

 そうめん普及促進への市民の協力などを求めた「そうめん条例」制定など独自の取り組みを進め、大会会長を務めた松井正剛桜井市長は「情報交換や人的交流を図り、乾麺の魅力を全国発信し、地域と業界発展につなげていきたい」とあいさつした。

 三輪そうめん生産者でつくる奈良県三輪素麺工業協同組合の池側義嗣理事長は「少子高齢化による市場縮小や消費者ニーズの多様化など業界を取り巻く環境は厳しいが、一層充実した商品開発に取り組みたい」と業界の活性化に意欲を見せた。

 16年に続き2回目。次回は、香川県小豆島町と土庄町との共催になる。



産経WEST 2018.3.20 22:41
http://www.sankei.com/west/news/180320/wst1803200101-n1.html