由利本荘市大谷、無職、高橋幸一さん(82)が23日朝から山菜採りに行くと自宅を出たまま行方不明になり、
由利本荘署は24日、同市大倉沢の山林で高橋さんを遺体で発見した。

 同署によると、高橋さんは23日午前8時ごろ、「大倉沢に山菜採りに行く」と家族に告げバイクで自宅を出た。
夜になっても帰宅しないため、家族が捜したところ、大倉沢の林道でバイクを発見、同署に届け出た。

 同署などは24日朝から46人態勢で捜索。消防団員が山の斜面で頭から血を流して倒れている高橋さんを発見したが、
既に死亡していた。死因を調べている。

 県警地域課によると、県内で山菜採りの人が山で遭難し死亡した事案は今年初めて。
山菜シーズンの本格化と大型連休を控え、入山者は増えるとみられ、同課は「山に入るときは家族に行き先を伝え、
単独で行動しないなど注意してほしい」と呼びかけている。【高野裕士、川口峻】

毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20180425/ddl/k05/040/042000c