ソフトバンクグループが9日発表した2018年3月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前の期比27%減の1兆389億円だった。前の期はフィンランドのゲーム大手スーパーセルの売却益を計上していたため、18年3月期はその反動が出た。

中国・アリババ集団株に絡むデリバティブ損失の計上も響いた。

売上高は3%増の9兆1587億円だった。営業利益は27%増の1兆3038億円。10兆円規模の資金を運用する「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」での株式評価益が貢献した。

19年3月期の業績見通しは開示しなかった。年間配当は前期と同じ44円を見込む。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2018/5/9 15:39
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL09HGF_09052018000000/