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5月10日 19時13分
3日前、新潟市のJRの線路内で小学生の女の子の遺体が見つかった事件で、死亡した大桃珠生さん(7歳)が通っていた小学校がある地域では、登下校時の子どもの見守り活動を強化するため、緊急にボランティアの募集を始めました。

新潟市の小針小学校がある地域では、10日も下校時間におよそ20人のボランティアが、黄色や緑のゼッケンをつけて小学校の付近に集まり、子どもの安全を確保するため交差点に立ったり住宅街の細い路地まで付き添ったりしていました。

地域の自治会などによりますと、ボランティアによる見守り活動は高齢化などもあって参加者が少なくなっていて、大桃さんの自宅に近い踏切の周辺などでは、最近はボランティアを配置できなくなっていたということです。

しかし、今回の事件を受けて、各自治会では見守り活動を強化する必要があるとして、緊急にボランティアを募集しています。

現場近くに住む自治会長の渡辺誠さんは「この地域には高齢者が多く、今の活動規模を続けるのは難しい。自分の意志で来てくれる人がいたらうれしい」と話していました。

募集を受けて見守り活動に参加した67歳の男性は「少しでも子どもたちを安心させたいと思って参加しました。事件を契機に見守り活動の在り方も見直す必要があると思う」と話していました。