http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20180518/5030000681.html

05月18日 16時27分
諫早市で梅雨の時期を前に、警察官が土砂崩れや河川の氾濫のおそれがある地域を見回り、危険が無いかどうか確認しました。

この確認調査は、諫早警察署が地元の川の流域や住宅に近いがけなど市内の7か所で行いました。

城下茂署長ら警察官6人がまず、諫早市長田町を流れる長田川を視察し、地元の自治会長からふだんの川の様子や過去に水があふれて周辺の農業用ハウスに流れ込んだ時の被害について聞いていました。

そして避難場所となっている近くの小学校の体育館について、川が氾濫して浸水のおそれがある場合には校舎の2階や3階に避難することなどの説明を受けていました。

説明した地元の自治会の竹松恭貴さんは、「最近は雨の降り方が特殊なので、住民にはふだんから防災情報に注意するよう呼びかけています」と話していました。

諫早市では61年前の昭和32年に起きた諫早大水害で市の中心部を流れる本明川などが氾濫し、630人が死亡しています。

諫早警察署の城下署長は「川の周辺の低い場所に住宅が密集しているので、大雨の際は早め早めの避難が必要になります。気象情報を注視して、関係機関と連携して住民の安全を確保していきたい」と話していました。