京都府城陽市の青谷地域と市中心部を結ぶ足を確保するため、同市で初となる乗り合いタクシーの試験運行が5日始まり、同市中の市消防署青谷消防分署で運行開始式があった。

 京都京阪バスの多賀口バス停(同市市辺)からJR山城青谷駅や長池駅を経由し、同市富野の大型商業施設を通って市役所までの約6・4キロを往復する。ほぼ同じルートを走っていた民間バス路線が2012年3月末に休止され、住民からバス復活の要望が高まっていた。

 試験運行は来年3月末までの火、木曜に1日3往復計6便を運行する。料金は「城陽さんさんバス」と同額の中学生以上150円、小学生80円。洛南タクシー(同市)が協力する。市は、今年11月末までの実績で1便当たり3人以上の利用があれば来年度も運行を継続する。

 式では市幹部らがあいさつし、住民や市議らが見送る中、青谷校区連合自治会の堀井政弘会長らが乗り込んだ。

 初日の5日は21人の利用があった。



京都新聞 2018年06月06日 09時30分
http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20180606000032