2018年06月19日 06時00分
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祐徳稲荷神社の斎田に苗を植える早乙女姿のみこ

 鹿島市古枝の祐徳稲荷神社と近くの斎田で18日、今年の豊作を祈願する「御田植え祭」があった。

 神社が創建された1687年ごろから続くとされる伝統行事。囃子方(はやしかた)のみこ3人の田植え歌に合わせて、すげがさにかすりを着た早乙女姿のみこ8人が2アールの斎田に苗を丁寧に植えていった。

 稲は10月上旬に刈り取って神事に用いる。収穫を祝う12月8日の新嘗祭(にいなめさい)にも献上され、同日夜の「お火たき」で甘酒として参拝客に振る舞われる。

=2018/06/19付 西日本新聞朝刊=