◆米マクドナルド、一部店舗でプラスチック製ストローをやめ、代用品を試験導入

環境保護活動家たちの呼びかけに応じ、マクドナルドはアメリカでプラスチック製のストローに代わるストローの試験運用を開始する。
USAトゥデイによると、マクドナルドは2018年後半にアメリカ国内の一部店舗でこうした代用品を試すという。

どういった素材で作られたものになるかは触れられていないが、これに先駆けて、イギリスではマクドナルドが全店舗で2019年までに紙製のストローを導入すると報じられていた。
プラスチック製のストローは非常に小さく、また微生物の働きによって分解されづらいことから、しばしばごみのリサイクルの過程から外れ、池や川、海にたまっている。

そして、フォークや持ち帰り用の容器、ビニール袋といった他のプラスチック製品と違い、ストローはちょっとした利便性以外には何も提供しない。
アメリカの一部都市では、こうした使い捨てのストローを取り締まり始めた。

2012年にはフロリダ州のマイアミビーチが、ホテルによるストローの提供を禁止した。
こうしたストローは大抵、砂浜や海中に捨てられ、海洋生物を脅かすからだ(フロリダ州フォートマイヤーズやワシントン州シアトルも、2018年1月に同様の規制をしている)。

ニューヨーク市やハワイ州、カリフォルニア州でもプラスチック製ストローの規制が検討されている。
アメリカ国内だけでも毎日、数百万ものドリンクが流通している。
そして、その多くのストローがリサイクルされることもなく、自然の中に打ち捨てられているのだ。

イメージ写真:https://assets.media-platform.com/bi/dist/images/2018/06/20/mcdonalds-is-testing-plastic-straw-alternatives-as-us-cities-crack-down-on-single-use-straws-w1280.jpg

ビジネスインサイダー 2018/06/20
https://www.businessinsider.jp/post-169752